Minus 424
インド洋のどこか
(波の音・コテージらしき小さな部屋・携帯端末を持った男)
「そうだ、決定だ」
“今度こそ間違いは無いな?”
「ああ、計画は実効される」
“ちくしょう。これでやっと――”
「長かったな」
“ああ、それで例の?”
「わかっている手配はした」
“見込みはどうなんだ?”
「シミュレータでは凡六割だった」
“――六割で実効? コウトクの連中は正気か?”
「仕方ない。南米も悲鳴を上げてる。もう、限界なんだ」
“せめて八割まで上げれないか? それじゃ確約できない!”
「なら八割と言え! 最悪お前の浮袋くらいは用意してやる」
“おい!”
「それに、もしかしたら、次は九割を超えるかもしれない――」
“なに?”
「……まだ、数値化が終わっていないモノがある」