| 「そうだったわ、スープがあるの、美味しいわ、身体が暖まってぐっすり眠れる特別なやつよ? どう? 飲める?」 ……駄目みたい、食欲なんて全然ないわ。 「ありがとう、ハル――」 と即座に動き出すハルに真央が続ける。 「……でも食べられそうにないの、食欲が無くて」 「もう! 真央ってば! ねぇパクさん、日本語英語ってどうしてこうまわりくどいの? 最初にノーってつけてくれれば良いのに! ありがとうって言われたら、欲しいんだって思っちゃうでしょう?」 真央が頭痛に顔をしかめつつ微笑み、その言葉に答える。 「私はハルの英語が大好きよ、インド式のイントネーションが素敵。英国英語もとっても綺麗だわ。……ハル、大好きよ」 「全く、そんな事言っても何にもでないから。……さぁ、とっととお薬飲んで寝ちゃいなさい! みんな、ありがとう。このぶんなら真央も大丈夫でしょう、後は私が見てるから――出ていって!」 「おいおい、そりゃ無いだろう? 俺達が運んだんだぞ? みんなもどれだけ心配したか……」 「なにを言ってるの、みなさんお忘れ? ここはレディの部屋なのよ? つべこべ言わずに早く出ていきなさい!」 |