Minus 423


「ナンダヨハル、俺モカイ?」

  心配そうな顔で渋るみんなを、テキパキと追い出しにかかるハル。

「当たり前でしょパウロ、帰るのが面倒なら私の部屋で寝てなさい、あ、そうだ、ついでにラーマを呼んで来て?」

「ワカッタ、端末もカリルヨ、ホントはシゴトガ――」

「良いから早く行きなさい!」

  真央はどうしても笑ってしまう。

  ハルって、これじゃまるで私のお母さんよね……?

  出てゆく皆に力無く手を振る真央。

  まるで柳だわ。なんだかフワフワしてる。
  熱があるのかな、それとも薬が効いて来たのかしら――。

  …………薬?

  慌ててベッドから飛び出してトイレへ駆け込み、喉に指を入れて飲んだばかりの薬を吐き出す。
  急激に動いてしまったせいか、再びめまいに襲われる真央。
  ハルが驚いて悲鳴をあげ、それに釣られて外の人々が再び入ろうとするのを、下着姿の真央を思い出してか、慌てて追い出しなおして即座に追いかけてくる。

「真央! 何? どうしたの! 気持ち悪いの?」




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