Minus 426
「真央! 急いで! 腹ペコだよ!」
途端に他の窓から声がかかる。
「おーい! あんた、マオの彼氏かい?」
「彼氏? ナイトって言ってくれよ! クールだろ?」
口笛、ほとんど同時に別の声。
「言ってくれるね! マオは固いって有名だったんだ、どうやって落としたんだ?」
「落としたんじゃない、僕がスプラッシュ(撃墜)されたのさ!」
スプラッシュ(水などの飛沫、しぶき)ってなんだろう?
真央には意味が通じなかったが、笑い声と口笛が増えている。
「言うねぇアンタ!」
更に別の声。
「それで真央のミサイルはどんなだったんだい! あたしにも使えるか教えておくれよ!」
更に笑い声が増えている。
流石にこのままでは帰ってみんなに何を言われるかわからないと気付く真央。
もちろん既に手遅れである。
「やめて! もうっ! 今行くから!」